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不滅の清純ヌード 関根恵子再び

旧大映末期(1970~71年)を、看板女優として支えた関根恵子。思春期の性の目覚めや、処女喪失、学生妊娠、心中といった青春の傷みを、15~16歳の若さで担った“レモンセックス”シリーズは、日本の青春映画史における記念碑のひとつと言えるだろう。
前回の関根恵子特集の折に、皆さんのアクセスいかんで続編も検討したいと書いたが、お蔭さまで当サイト始まって以来の高稼働を記録。ご要望に応えて、第2弾をお届けしよう。今回紹介するのは、まさに大映が倒産する年に発表された「遊び」「樹氷悲歌(ジュヒョウエレジー)」「成熟」の主演3作品だ。

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  • 遊び

    視聴期間:7日間

    使用ポイント:315pt

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名匠・増村保造が手がけた「遊び」(71年)は、関根恵子のフィルモグラフィの中でも一際異彩を放つ青春映画だ。野坂昭如著「心中弁天島」の映画化で、ヤクザに憧れる18歳のチンピラと町工場で働く16歳の女子工員の恋をビビッドに描いている。とりわけ、2人が壊れた舟で漕ぎ出すラストシーンは、青春の危うさと純粋さを同時に表現した屈指の名シーンと言える。
「樹氷悲歌(ジュヒョウエレジー)」(71年)は、「高校生心中 純愛」に続いて篠田三郎が相手役を務めた恋と友情もの。蔵王を舞台に、夢破れて帰郷した旅館の一人息子と、関根扮するその恋人や親友が織りなす、タイトル通りの美しくも切ないメロドラマだ。芸者役でブレイク前の松坂慶子が共演しているので、そちらにも注目。
そして、同じく篠田と共演した「成熟」(71年)は、田舎の因習や跡取り問題が若者たちの未来に立ちふさがる点が共通するものの、むしろ爽やかな後味が残る青春ラブストーリーだ。庄内平野の鼠ヶ関に伝わる祭り“みこし流し”を題材に、農業高校と水産高校というライバル校に通うゆえの板ばさみや、家業の跡取り問題に揺れる若い男女の恋模様が描かれ、ちょっとシェイクスピア劇を思わせる。この2作品は監督も同じ湯浅憲明で、怪獣映画や特撮ものを得意とするだけに、対照的な内容ながら、どちらも骨太な青春群像劇の醍醐味が味わえる。

 

関根恵子が演じる役柄は、女子高生にしろ女子工員にしろ、友人たちに比べてセックスに奥手で世間ずれしていない優等生ばかり。デビューして1年程度の16歳と思えば演技力はしっかりしているものの、本人からかけ離れない等身大の女の子役に限られていたのは当然だろう。そんな関根自身を彷彿とさせるヒロインたちが見せる清純ヌードこそ、レモンセックス路線の一番の見どころだったのだ。彼女のみずみずしいお色気が、今観ても全く色褪せずにまばゆい輝きを放ち続けているのも納得できる。
16歳とは思えない早熟な肢体と、あどけない少女の顔立ち、そして清純で優等生的な役柄のギャップを、心ゆくまで堪能してほしい。

文・外山真也

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